こんにちは、作業療法士の藤田です
デスカンファレンスについて、藤田個人として望むことは
「先に進むことができるカンファレンスであってほしい」
それに尽きます。
もちろん「感情の吐露の場」として機能させることも大切ですが、やはり患者様が文字通り命を懸けて関わって頂いたわけですから。
こちらもこの経験を今後の臨床に生かしていきたい。そう思いますし、患者様もそれを望んでいるのではないかと思うからです。
先日のカンファレンスで反省点を空気を読まずに多く話しました。
藤田個人としては、患者様との最後の時間を共有できたことを「美談」として終わらせるのではなく、前に進まなければいけないと思います。
具体的には「ご本人への接し方は生活歴やナラティブに即した内容だったのか?又、評価ができていたのか」「結局PtのHOPEはなんだったのか?」「どういった介入が疼痛緩和の一助になったのか」等々
終末期・緩和ケアリハビリテーションの専門家として、見るべき項目・カンファレンスで共有するべき項目は山のようにあると思います。
しかしそれを現状20分かそこらで共有することは難しい…
そういう意味ではてっとり早く安定する感情の吐露の場として機能させるのも決して間違いではないのかもしれません。
患者様とのかかわりが日々の臨床の血肉になるように、
できたこと、できなかったことを見直し、共有できるよう心掛けたいところですね。
死について、もっと前へ
藤田
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