終末期リハビリテーション講習会③~自己実現・自己実現についての捉え方~ご参加ありがとうございました。
こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。
先日1月29日 上尾にて
終末期・緩和ケアリハビリテーション講習会③~自己実現・自己実現についての捉え方~
を行いました。
kanwakea-fujita.hatenablog.com
今回の参加者はPT1名 OT1名 そしてOT学生が1名と幅広い職種の方に参加して頂きました。
驚いたこととして、最近では学校でもナラティブやスピリチュアルペインなどの終末期医療にかかわる分野の教育が始まっているとのこと。私が学生だった頃の10年とは大きく変わっているのだなぁと思いました。
そして学生のうちから死の臨床に興味を向けられる方がいらっしゃることがとてもうれしく思いました。
今回は「自己実現・自己肯定」をテーマにお話をさせていただきました。
ポイントとしては
「自己実現へのアプローチは存在しない」
「自己実現とは他者に操作できない」
「リハビリが行うことは『達成感』へのアプローチ」
「達成感の充足がもしかすると患者様の自己実現に繋がるかもしれない」
「共有化・対話を行うことが達成感へのアプローチの第一歩」
大まかに言えば上記ポイントをロールプレイやケースワークを通じて実感していく回にできたと思います。
医療者と患者様の関係は「弱者と強者」の構造になってしまうことが非常に多いです。
その中で「患者の自己実現は医療者が操作できる」と思ってしまうことについては常に意識する必要があります。
ご参加された皆様、ご興味を持たれた皆様、ありがとうございました。
次回は2月26日
第一回講習会の 「面接技法」につきましてリピート開催を行いたいと思います。
ご興味のある方は是非よろしくお願いします。
藤田
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