意見交換会【6月25日】開催のお知らせ
こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。
お久しぶりです。
大変遅くなってしまいましたが4月30日意見交換会がありました。
今回は参加者1名と言うことで1対1でじっくりと話し合うことができました。
kanwakea-fujita.hatenablog.com
色々な話の中で思うことは
「本講習会のような意見交換会の場の少なさ」
であったり
「死について部門内で意見交換会をすることのタブー」
であったりするのだろうと思います。
死について語ることは自分自身を高めることにもなると思いますが、好んで踏み込む領域でもないのかもしれません。
本講習会がそのような場になればなぁと思います。
また
「PTに対するOTのコンプレックス」
についても話されました。
分かる人には分かる言葉ですが
現状医療の枠組みでは、そう感じてしまう方、結構いらっしゃるんではないでしょうか?良いとか悪いとかの話ではなく、PT OTの境界の曖昧さはやはり感じることであるのと同時に
OT独自の分野である、心理・精神の知識、技術について軽んじられがちなのではないか?
そう感じる方多いんじゃないでしょうか?
終末期医療の分野となるとそこの部分が大きなウェイトを占めますが
もう一歩踏み出せない、使っていいのかわからない。
もっと言ってしまうと「必要ない」「誰にでもできる」
そう言った言葉をかけられたこともあるかもしれません(私はあります。)
講習会を愚痴を言い合う場にするつもりはありませんが
そう言った「本来やるべき、やれることが、固定観念や個人の手技趣向で貶められること」と言うのは医療者の傷つきとバーンアウトを加速させると思います。大変危険なことだと思います。
そう言う意味では「理解している医療者ときちんと意見交換をする」と言う場があることは
医療者の癒しと言う意味でそれなりに意味を持つかもしれません。
患者様の為ではなく、「自分の為」
積極的にお話しできる場にしてみてもいいのかなぁと思いました。
ということで第2回意見交換会を開催します。
日時は6月25日です。
皆様のご参加お待ちしております。
以下概要
~終末期リハビリテーション、一人で悩まず共有しましょう~
・終末期リハビリテーションに興味はあるけれど何をすればよいのかわからない。
・普段死の臨床に携わっていて疑問に感じることがある。
・死について他の医療者と意見交換がしづらい
・終末期医療について一緒に考えることができる仲間が欲しい!
講習会を介するとそういった言葉をよく耳にします。終末期・緩和ケアリハビリテーションはできたばかりの発展途上の分野です。
教科書には載っていない、臨床で感じたリアルな感情を共有してみませんか?
日々の臨床で役立つ情報や体験談も交えつつ
死の臨床に携わる者としてもっと前に進むために、意見交換しましょう。
テーマ例
・死生観とは何か?
・ナラティブとは何か?
・デスカンファレンスはどうあるべきか?
・患者様のリアルな言葉にどのように関わっていくべきか?
・先輩方の臨床体験談。
・医療者間の信念対立について。
などなど、積極的な意見交換がなされることを期待いたします。
日時:平成29年6月25日 10:00~12:00まで
場所:水仙花整体院
埼玉県北足立郡伊奈町本町2-39
ニューシャトル志久駅から徒歩10分 駐車場あり。
http://suisenka.com/access.html
参加費:3000円
お問い合わせ、参加希望の方はこちらよりお申し込みください
http://sinka-body.net/kousyuu.html
個人的には3月の交換会で話題となった「医療者の信念対立」については、今回に限らずしっかりと議論していきたいと思っております。
勿論ディスカッションではなく聴講だけでも歓迎します。
また、臨床で聞きづらい事や煙たがられてしまうことでも本講習会では禁忌としませんので、言えなくてやきもきしていることがありましたら、ぜひ共有しましょう。
皆様の参加お待ちしております。
藤田
【講師紹介】
藤田亮
埼玉県立がんセンター 作業療法士
姿勢発達研究会 認定講師
医療選択の自由を考える会 理事
神経難病からがん分野まで10年以上終末期分野で働き、数百名の患者様の人生の最期に寄り添い、どのような生き方を選ぶのかについて共に考えてきた。
現在は患者様だけではなく医療スタッフがいかにバーンアウトせずに患者様と関わっていけるのか?をテーマに活動中。
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