【講習会毎月開催】終末期・緩和ケアを専門とする作業療法士のブログ~死について、もっと前へ…~

終末期・緩和ケア分野で働いている作業療法士の藤田と申します。日々の臨床で感じること、思ったこと今までの経験などを書き記していきたいと思います。終末期リハビリはまだまだ始まったばかりの分野です、意見交換できれば幸いです。

同年代の方の死を経験して感じた「自分勝手な感情」

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 間もなく6月に入ります。私の経験ですが、この時期体調を悪くされる方が多い印象です。患者様もそうですが、医療者も具合が悪くなる時期です、ご自愛ください。 さて、私の方は先日初めて「同年代の方の患者様」と…

終末期リハは「優先順位が低い」のか?その中で終末期医療者ができることは?

こんにちは終末期作業療法士の藤田です。 日々の介入の中で患者さんの数が増えてくると、患者様への介入時間や頻度を減らさざるを得ない場面によく遭遇します。そうなると優先的に減らされてしまうのが我々終末期医療の分野なのではないでしょうか? 「優先順…

意見交換会【6月25日】開催のお知らせ 

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。お久しぶりです。大変遅くなってしまいましたが4月30日意見交換会がありました。今回は参加者1名と言うことで1対1でじっくりと話し合うことができました。 kanwakea-fujita.hatenablog.com 色々な話の中で思うこと…

講習会情報 終末期・緩和ケアリハビリテーション① 初回面接法 ~生きる希望を取り戻すスピリチュアルケアを取り入れた3-STEP~

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 今年から講習会の毎月開催を考えております。 隔月で過去の講習会のリピート開催と新規講習会・意見交換会を実施する予定です。 2月は好評いただきました第一回講習会のリピート開催です。 終末期・緩和ケアリハビ…

「がん患者は看たくない」と言う医療者が多いのは何故か?理由を知ればバーンアウトは減る?②~「リハビリとはこうあるべきだ」という排他的志向~

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 前回の記事で「がん患者は看たくない」と話すセラピストがいるらしいと書いたところ。 「結構いるようだ」との情報を頂きました。(ありがとうございました) 私は臨床に出てから10年間、この分野にしかいないので…

最期まで父親としての姿を見せる

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 フェイスブックはこちら 終末期リハ、そして私の行っている自費リハビリテーション事業「ターミナルサポートケア」でできること。 2,息子に最後の父親としての姿を見せる 末期癌のBさんは体を動かすこともままな…

終末期におけるリハビリテーション③~身体機能の再認識~

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です 終末期・緩和ケア分野におけるリハビリテーションの役割 今回は身体機能の再認識について 自己分析から得られるもの 前回の「自己分析」と重複する部分があります 医療者の介入ですべてではないにしても自己分析が進…

終末期におけるリハビリテーション①~関係性の再構築~

こんにちは、終末期作業療法士藤田です。 今回からしばらく、藤田の行っているリハビリテーションをまとめたいと思います。 今回は全ての基本 「関係性の再構築」について 信頼関係は全ての医療者が願うこと 恐らく多くのThがこれが大切だと思っているので…

終末期におけるリハビリテーション~はじめに~

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 先日「藤田さんは終末期の方に何をしているのかよくわからない」と言われました。 終末期・緩和ケア分野のリハビリテーションがまだまだ発展途上なのだなぁということをひしひしと感じました。 来年、勉強会を開く…

一般病棟での終末期患者様への介入。

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 先日、珍しく一般病棟の患者様を受け持つことがありました。 とはいえ、余命は短い月単位、脊椎転移が急激に進行し、不完全ながらも立位はほぼ不可能となった対麻痺の患者様です。 病状説明もまだされておらず、患…

ロビン・ウィリアムズ氏の自殺から考える今後の医療の在り方

こんにちは 終末期作業療法士の藤田です。 少し前になりますが、このような記事を見かけました headlines.yahoo.co.jp ロビン・ウィリアムズ氏が先日自ら命を絶たれ、衝撃が走りました。 その中で藤田が気になった文章以下の部分 2011年にロビンと結婚したス…

デスカンファレンスに参加しました②

こんにちは終末期作業療法士の藤田です 本日、2回目のデスカンファレンスに参加させていただくことになりました。 とはいえスタッフの皆様多忙の為時間は20分ほど。 以前のデスカンファレンスに望むことという記事を書きましたが kanwakea-fujita.hatenab…

終末期医療における「その人らしい生活」とは?

こんにちは、終末期作業療法士藤田です 先日珍しく緩和ケア病棟で自宅退院をされる患者様を担当させていただきました 無事退院することができまして、普段とは全く違う経験であり良い機会をいただきました。その時の話です。 退院をしたい強い気持ちが強い患…

終末期医療における「休みましょう」の責任の重さ

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です 先日の講演会で一番驚かれたことは 「リハビリのあとには必ずマッサージや、体をさするなどのリラクゼーションをしましょう」 という内容でした。 終末期医療、緩和ケアリハビリテーションにとって介入後マッサージ…

ご本人のHOPEとはなにか?

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です 先日、Rh介入をしているときにこんなことがありました。 予後が日単位となった患者様(半覚醒状態ではありますがY/Nは可能)にマッサージ介入をしていたところ、スタッフが病室に来室、その時の言葉 「藤田さん、電…

緩和ケアとリハビリテーションについて講演をしました。

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です (10月4日(日)~10日(土)) どうも今週一週間は緩和ケア週間であるとのことでして、初めて知りました。 [特定非営利活動法人 日本ホスピス緩和ケア協会] 詳細はこちらから。 ということで私もプログラムの中に入り、…

自身のバーンアウトの傾向を知る

こんにちは、終末期作業療法士藤田です 前回バーンアウトについて書かせていただきました。 kanwakea-fujita.hatenablog.com 先日、私自身が「ああ、これが燃え尽き症候群の形なのか」と経験する機会がありましたので、体験談として記載したいと思います。 …

バーンアウトはなぜ起こってしまうのか?

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です。 前回の記事にて、終末医療に携わる者の根幹として必要なものは「他者の理解と存在の肯定」であると書きました。 kanwakea-fujita.hatenablog.com そして、その部分というものが なぜ終末期医療に携わる者が少ない…

終末期医療に携わる者の根幹

こんにちは終末期・緩和ケア作業療法士の藤田です 今回は患者様との介入の中で、まず心がけなければならないことについて、藤田の私見を書いていきたいと思います。 キーワードになるのは「他者の理解と存在の肯定」 ・・・そう書くと宗教的な文章に感じられ…

ご家族様のスピリチュアルペイン

こんにちは、終末期作業療法士の藤田です 深い鎮静がかかった中での介入をした際、同席されたご家族様がつぶやきました。 「父が亡くなった時、服を着せようとしたら、まるで蝋人形のようにカチカチでまるでモノのようだったことがすごくショックだった。母…

終末期リハビリOTがデスカンファレンスに望むこと

こんにちは、作業療法士の藤田です デスカンファレンスについて、藤田個人として望むことは 「先に進むことができるカンファレンスであってほしい」 それに尽きます。 もちろん「感情の吐露の場」として機能させることも大切ですが、やはり患者様が文字通り…

デスカンファレンスの意味はなんなのか?

こんにちは、作業療法士の藤田です。 「デスカンファレンスは何のためにやるのか理解できない、ただの傷のなめ合いに意味はない」 そんなことを同業者(終末期リハビリを分野にされていない方)に言われたことがあります。 一理あるなぁとも思いました。 そも…

デスカンファレンスに参加しました。

こんにちは、作業療法士の藤田です 私事になりますが、今日人生で初めてデスカンファレンスに参加させていただきました。 誘っていただいた病棟スタッフの皆様には感謝の言葉しかありません。 私が担当をし、先日逝去された患者様でした。多く悩み、反省し学…

終末期・緩和ケアリハビリ分野における「治療」とは?

こんにちは、作業療法士の藤田です 「終末期リハビリって何をしているの?」 この分野で働かれている人だと言われることがあるかもしれません、私は時々言われます。 そして勘違いされるのは「治療をしないで楽しい時間を過ごす仕事」です。 その考え方も決…